刺繍教室で作った菊のがま口
「物語からうまれた刺繍とノスタルジックな布小物」浅賀菜緒子著
この本の中から指定されたいくつかある図案から菊を選んだのですがこれが簡単そうに見えてすっごく難しかった

菊の花びらを延々とレイジーデイジーステッチで埋めていくんですがそれが曲者でした

花の丸みを中心から外に向かって何段かにわかれて少しづつ角度を刺しながら花びらの華麗な広がりを表現するのですがこれがまあほんっと小憎らしいくらいできない
流れるような角度を気にしすぎて花の丸い形がどうしても楕円形になったり
あまり細かく刺すと花びらに見えずステッチもつぶれてしまう
かといって大きすぎると隙間でスカスカしてしまう
黒に白というコントラスト強い色選びも悪かったのか刺してはやり直しを繰り返しなんだかんだ15回くらい刺しました
レイジーデイジーステッチで埋もれる蟻地獄のようでした
それでこれ!!先生の本の菊は可憐でふっくら丸くしかも簡単そうにささっと刺している感じなのに
私のは苦労しております感半端ない
やはりこの本はS度が高い
本だとこの図案は「さらっとさせるから空いた時間にやってみれば~」みたいに気軽な感じで載っているのですが
刺し始めると「おほほほ~ようこそこの蟻地獄へ~もう出られませんことよ~」と足元を取られ砂に埋もれていく私を上から見下ろすボンテージの先生がいます
でも
ようやく這い上がりこの蟻地獄を脱したとき!!
砂しか見えなかった世界から砂埃を払いながら顔を上げるとそこは一面花畑
ミツバチは歌い蝶は舞い子熊は転がりカピバラは亀を背に乗せている
その中心にはワインと豪華な食事のあるテーブルが!
そこにはさっきまでボンテージだった先生が白いレースのワンピースを着て日傘を持ち他の這い上がってきた生徒さんと一緒になって手招きしてくれます
菊ではこの光景は見れなかったけれどほかの図案を刺して成功したとき(自分なりにですが)のこの風景は忘れません
まったくこの本の「物語」って恐ろしい
まあ私の技術不足ゆえの物語なので楽々と刺せてしまうのかもしれません
もしこれを読んで「菊刺してみた~思ったより簡単だった~」という方がいたら是非!!!コツを教えて~
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